ダイアグノーシス について
「ダイアグノーシス」とはAE86のCPUが持ってる故障検出&履歴機能のことで
自己診断機能です。なにかトラブルがあったとき 異常個所を発見するための
トラブルシューティングになります。
通常CPUは、センサー類にトラブルが発生してもセンサーからの情報を
無視した
モードで動作してしまうので、点火系・燃料系以外の不良では
突然止まることもなく
走り続けてしまいます。
簡単にチェックできますので「ちょっと調子が・・・」と感じたら、
試しにチェック
してみるのも いいと思います。
***** チェック方法 *****
@ チェック端子をショートする
前期型:エンジンルームの助手席側バルクヘッドにある
黄色い丸い2ヶ口端子を
ショートする。
後期型:エンジンルームのバルクヘッド中央付近にある
黒い箱の中のT端子-E1端子間
をショートする。
A エンジンキーをON位置まで回す
キーをONまで回すとENGINE CHECKランプが点滅を始めます。
正常な場合は「 点灯、休止、点灯・・・」と繰り返しますが
異常がある又は履歴に残っ
ている場合は
「 数回点滅、休止、数回点滅 」を繰り返します。
この点滅回数で異常箇所を判断します。
点滅回数 |
チェック項目 |
1回 |
正常 |
2回 |
吸気管圧力信号 |
3回 |
点火信号系統 |
4回 |
水温センサー信号 |
5回 |
O2センサー信号 |
6回 |
回転信号 |
7回 |
スロットルポジションセンサー |
8回 |
吸気温センサー |
9回 |
車速信号 |
10回 |
スタータ信号 |
11回 |
スイッチ信号 |
※注 チェック中のアクセル操作は厳禁!
B 確認が終わったら運転席アクセルペダル側のヒューズボックス内の
ブレーキランプ・
ヒューズ
を10秒ほど抜いて、CPUをリセットする。
異常が見つかった場合は修理、正常に戻った場合は
走り回って異常が
再現するか
どうか様子を見る。
現在の故障だけではなく履歴も表示されるため異常が直ってる場合があります。
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